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猿の威嚇を真正面から受け止めている
よく「●●に対抗して」という言葉があるじゃないですか。

対抗するということは、その何かに対して真正面から受け止めた上で拮抗することを指すのですよ。
この「拮抗する」とか「対抗する」という態度を、間違った時に使ってやしないか。


特に、何かを取り除きたいのに、その何かに対して拮抗しはじめたり、何かを上回りたいのに、その何かに対して抵抗しはじめたりすることがありませんか?

抵抗や対抗や拮抗というのはね、その何かの力に対して逆向きの力を発揮することでしかない。
すなわち、死んでも対峙しているその何かを上回ったり、何か新しいことが起きたりすることは、無い。


特に、人から挑発されて真正面切って睨みつけた状態に、等しい。
人の挑発を真に受けた態度なのですよこれは・・・
果たしてそうしたくてそうなったのか?という冷静な考えは、必要。


例えば貴方が野良猫だとすれば、威嚇音発生装置の音にただ腹を立てて、空に向かって文句を言い続ける状態に、まさに等しい。
空に向かって、というのは、まず人間に向かって文句を言う段階にすら達していない可能性がある。


貴方が人間に好意を示す猫の場合なら、人間と交渉する術を学ぼうと思うのが先決かもしれませんよ。
しかしさらに言うとしたら、交渉に人間が応じるかどうかという話です。

交渉よりもっと正確に人間の手の内を知る方法ってあるじゃないですか。

そう、人間の出す情報を、まず受け取らないことなんですよ。
逆に言えば、情報を知る時、人間とか人間の味方づてで知ろうとは思わないことですよ。

何故なら人間は、都合の良い、知ってほしい情報しか発さないからです。


例えば敵国が、不利な戦況で、自分は有利であると国民にプロパガンダを発するじゃないですか。
そんなの信じるの盲目の愛国者だけでしょ?

しかし喧嘩で挑発されたらどうです?

そんなの信じるの盲目でしょっていう言葉が通じます?
逆にそれを無視するのは臆病者なんだなんて声が聞こえてくるでしょ?

しかし考えても見れば、その挑発というのは、プロパガンダの一種であり、貴方に受け取ってほしいから発された、ただの都合のいい情報なんですよ・・・



特に、敵意や反感を煽るような情報って、人はたちまち真に受けるじゃないですか。
挑発されたら何にも考えずに突進する性癖があるじゃないですか。頭の中が真っ白になって・・・

しかしその挑発が、まさに突進してもらうために発されたんなら?といったらどうですか?
いい加減相手が出している情報以外のことを気にする必要があるんですよ。

挑発されるのは、実のところ何故だろうか?という疑問くらいは持つべきでしょうね。
もっと進めば、相手が何を欲していてこうなっているのか等ですよ。

「ああこいつ、こうすれば相手が不快になると思ってんだな・・・」
「ああ人間ってさ、超音波出しとけば猫が逃げると思ってるよねw」




案外日本国内で発される情報より、敵国の情報のほうが正しいかもねーということと、同義なんですよ。
戦時中は確かにそうでしかなかったということですよ。



果たして、自分にとって都合のいい情報から抜け出せますか?
それをしない限りに於いて、人は「猿の神」に支配され続けるんですよね。
猿を神だと思っているということです。

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